夕張市の中心部・清水沢地区には、商業施設や教育機関が多く、これからの夕張の中心部になる地区です。
その特徴的なまちの歩みにより、有形無形の炭鉱遺産が多数残っており、まち中まるごと博物館といえるほどです。
特に北炭清水沢炭鉱の石炭産出ルートは、遺構の数は少ないながらも、空間がまるごと残っており、その場所をズリ山の上から眺めたり、ルート上を歩いたりし、実際の石炭産出のしくみを体感することができます。
夕張市には、日本で唯一、実際に使用していた坑内を見学できる「夕張市石炭博物館」があります。
これは、世界的に見ても非常に価値の高い施設です。
現地で体感できる清水沢エリアと補完しあうことで、かつて「炭都」とよばれた夕張をより理解し、よりまちに対する誇りを高めることができます。
今、たくさんの人々が炭鉱遺産を興味の入口として、夕張に集まってきています。
それらの人々に、産業遺産や夕張のストーリーをわかりやすく伝えるのが「清水沢エコミュージアム」の役割です。
夕張での暮らしやコミュニティーを実体験してもらうことで、地域のファンとなり、地域に関わる人々を増やし、地域の外の人と中の人がともに歩んでいく地域をつくるために活動していきます。
炭鉱の世界を現地で体感しよう。 炭鉱の記憶を探る、3つのキーワード。
清水沢エコミュージアム行動計画
2019年10月6日に開催した清水沢コミュニティゲート3周年イベントの際、これまでの10年の活動と「清水沢エコミュージアム構想」の総括を行い、次の10年の行動計画を発表しました。今後10年間、この方針に沿って活動を行っていきます。