2019年、今年もありがとうございました

早いものでもう一年が終わろうとしています。

3月の夕張市文化協会市長奨励賞の受賞清水沢駅廃止、6月の旧清水沢小学校校庭木の伐採コミュニティゲート3周年と10年の行動計画の発表、また今年は2月に菊池史子さん、7月に桑原真理子さん、8月にシニアフォトキャラバンといった馴染みの滞在者もコミュニティゲートを中心に活動を行いました。

宮前浴場の営業は週3日になりました

徐々に収束する地域において、ある程度の諦めや気持ちの切り替えというのは日々発生するのですが、それでも道標となるような星は必要なのだと思います。

昨年の年末、以下のように書きました。

そして、何かの判断を求められた時に判断基準となるしっかりとした“価値観”をまち全体に醸成することが、将来の夕張がどれだけ小さくても成熟したまちであるために必要なことなのではないかと思います。

https://www.shimizusawa.com/news/4372.html 
宮前町クリスマスイルミネーション2019

10月に発表した「清水沢エコミュージアム行動計画」は、この価値観を指し示すものとして作りました。
炭鉱遺産を取り巻く状況はますます厳しく、地域の記憶は次々に失われていきます。しかしこれらはすべて、誰かがやることなのではなく「あなたが動けば変わるかもしれない」ものです。足元を見つめること、ポリシーを持つこと。私たちはまだまだ先輩たちが築いてきたこれらの宝を糧に、まちづくりを行うことができる。引き続き強い思いを持って一歩一歩行動し続けたいと思います。

どうぞ良いお年をお迎え下さい。

2019年12月31日
一般社団法人清水沢プロジェクト
代表理事 佐藤真奈美