活動日誌 |「忘れない歌」夕張にかつてあった小学校の校歌 2019年2月23日(土)
今日は鹿島小学校を卒業した珠恵さんにインタビュー撮影を行いました。
自分で写真を貼ったり、コメントを書いた手作りの卒業アルバムを持参していただきました。
当時は卒業アルバムを作る時間(授業)がありその中で制作したそうです。
映像を制作する際に、たくさんの資料を使うのですが、今回のように手作りで卒業アルバムを作っていた学校は、資料としてはどこにも保管されていないので、目にすることが出来たのはとても貴重だと思いました。
アルバムを見ていると、二年生の集合写真に外国人の女の子が写っていました。珠恵さん曰く、おそらく小学校の近くに教会があったからそこの家族だったかもしれない。とのことです。
彼女の名前と教えてもらった英語の歌をいまでも覚えていました。
特に欧米系の外国人でその当時夕張にいた方は本当に珍しかったのだとおもいます。
入学当時は40名ほどいた同級生も閉山の影響で卒業する頃は半分に減ってしまったそうです。
サッカーなどある程度人数が必要な部活動はその影響を受けて年々少なくなっていきました。
だんだんと空き家が増え、友達と空き家に入って探検ごっこをしたそうです。
子供はいつもその場所にある”自然の中”で遊ぶので、空き家が子供達の遊ぶ“自然の中“に増えれば、その中で遊ぶのは超自然的な現象だと思いました。
珠恵さん、貴重なお話、ありがとうございました!
鹿島小学校校歌
加勢蔵太郎 作詞
千葉日出城 作曲
一、
太古の森をきりひらき
うもるる宝かえさんと
力よほれよ血のひびき
きたわん かいな ああ大夕張
二、
銀雪はゆる夕張岳
源しるし 夕張川
のぞみよ さかえよ 学びの舎
みがかん心 ああ大夕張
(文・写真/菊池史子)