つくりたい夕張の想像・意見交換会
きのう清水沢コミュニティゲートで、夕張在住の大学院生、サンピエール・エミルさん主催による「つくりたい夕張の想像・意見交換会」が開催されました。
夕張をフィールドに修士論文を執筆した彼が選んだ発表の場は、みんなで「つくりたい夕張」を想像する機会を持つことでした。
つくりたい夕張の想像・意見交換会
普通の論文発表会の代わりに、歴史を考えながら想像力を使って夕張はどんなところになってほしいか、夕張の大事にしていきたいものは何のか、生き方を支える環境は夕張でどうつくるかということを想像する会です。プレゼンテーションやアイデア交換を材料にしてみんなさんの想像力で夕張というまちが歩んできた、そして歩んでいく道を再考しましょう。
夕張で行われている「まちづくり」の担い手に行ったインタビューの分析が論文の大きな柱であったようですが、実際に夕張に暮らし参与観察を行い、夕張の中から外に対して普遍性のある知見を提示したという点で、大変意義のある研究であったのではないかと思います。
後半は夕張で行われている「想像する」そして行動するということについて、一人一人が「つくりたい夕張のイメージ」を述べることで追体験しました。なにか結論を出すためのものではなくてもよかったんだと思います。「自分が楽しければまちも楽しい」。これは参加者の中から出てきた言葉ですが、自分の周囲から徐々に社会にまで尺度が拡大していくことが、エミルさんが紹介した「社会的想像」につながっていくんじゃないでしょうか。
(参加者に写真を掲載していいか聞かなかったので、ぼかし気味ですみません^^;)
今回のイベントは、6月のメイボン尚子さんのトークイベントから着想を得て、エミルさん自身が企画したものです。
誰かが話題提供者となり、全員が話せるくらいの人数で、こうやって「想像」(あるいは「創造」)の機会を持つことを、これからもやっていけたらと思います。