記憶を継承し、人と地域が関わる場をつくる。2017年もありがとうございました。

先日12月20日に、宮前町のクリスマスイルミネーションの点灯式がありました。

それに先立ち、コミュニティゲートでは「こども忘年会」を開催。
大きなケーキをみんなで食べて、「こども食堂」のボランティアさんに感謝して、イルミネーションの点灯式も見守りました。

 

【夕張こども忘年会・クリスマスイルミネーション点灯式】人のぬくもり、暖かさ、愛こそすべて

12月20日清水沢コミュニティーゲートにて「子ども忘年会」、「クリスマスイルミネーション点灯式」が開催されているとのことでお伺いいたしました。 2017年ももう10日余りとなりました。

記憶を継承し、人と地域が関わる場をつくる

 

さて、2017年も残すところあと1時間あまり。
振り返ると、清水沢駅120歳お誕生会、こども食堂など、子どもたちに関わる事業が増えた一年だったと言えます。
夕張のたからものを引き継いでいくのは、子どもたち。来年はいっそう、次の世代に記憶を継承していくための事業にも力を注いでいきたいと思います。

また、清水沢エコミュージアム(名前は全然浸透していませんが…)としても、多くの方にその意義を知ってもらうための活動ができました。
旧北炭清水沢火力発電所については、5ヶ月の公開期間で過去最高となる1,000人ほどの来場者がありました。
建築から92年となる2018年は、施設の老朽化、見学者増、北海道企業局の清水沢発電所(水力)工事などさまざまな要因から、見学体制を一新する予定です。
また、見学者の半数近くが道外からいらっしゃっているのですが、この旧発電所の恩恵を受けていた夕張市内や空知産炭地域の方々にも歴史的意義を知っていただくための活動も、行っていきたいと考えています。

炭鉱住宅地のなかで、その一部のように存在する清水沢コミュニティゲートは、常に人であふれて…というわけではありませんが、夕張に関心を持つ人々と地域との「ゲート」として、定着しつつあると思います。
芸術家の利用が多いというのも、ユニークな特徴です。海外のアーティストや、札幌国際芸術祭との関わりも、印象的でした。

一般社団法人清水沢プロジェクトは、今年度途中より「非営利性が徹底された一般社団法人」へと移行しました。これからも法人として、また市民活動団体として、人と地域とが関わりを生む場をつくることで、ともに歩む地域づくりを進めていきたいと思います。来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

それでは、よいお年をお迎えください。

 

2017年12月31日
一般社団法人清水沢プロジェクト
代表理事 佐藤真奈美