地域おこし協力隊2024年9月~11月の活動報告

皆さん、こんにちは!今年もよろしくお願いします。
昨年9月~11月の活動内容を報告させていただきます。 

おはなしかいの手伝いと高校生インターンシップの対応 

 毎月ゆうばりっ子ひろばで開催している「おやこで楽しむおはなしかい」を手伝っています。子ども・子育て支援係の職員が担当で、私は補助として、子どもたちと一緒に紙やストローや牛乳パックなど材料でおもちゃを作って遊びました。地域の方も協力してくれて、お母さんたちも積極に参加して、親子の楽しい時間を過ごしました。 

 10月18日、高校の一年生のインターシップで、将来学校の先生を目指す二人の生徒さんが、子ども・子育て支援係へ見学に来ました。係と地域おこし協力隊の普段の仕事内容の説明と質疑応答のあと、一緒におはなしかいの材料を準備しました。午後、二人は子どもたちに絵本を読み聞かせをしてくれました。その後、牛乳パックでおもちゃを作り、一緒に遊ぶことが出来て、子どもたちは大興奮でした。高校生たちにとっても貴重な体験だったと思います。 

こども食堂の手伝い 

9月20日、清栄生活館で本年度第2回目のこども食堂が開催されました。多くの子どもたちが参加し、私は一緒に遊んだり配膳や会計などに協力しました。子どもたちもこども食堂に慣れて、仲間と一緒にズリ山に登ったり、宮前公園で遊んだり、生活館の中でゲームをやったりしました。みんな一緒に楽しくカレーライスなどを食べて、最高でした。 

こども園と沼ノ沢保育園・芋ほりの参加 

9月、丘の上こども園と沼ノ沢保育園の年長の子どもたちが「ホクユーパックこどものうえん」でサツマイモ掘りの体験をしました。子供たちはイモのつるを引っ張って、深いとろからサツマイモを掘り出すことを頑張りました。サツマイモ、大収穫でした。 

夕張中学校での活動

10月、1年生の「総合的な学習の時間」において、『わたしたちのまち「ゆうばり」をみつめよう』をテーマとして、5名の生徒が夕張の第3次産業の学習で、清水沢プロジェクトに見学に来ました。コミュニティゲートの炭鉱住宅と旧発電所を見学したり、ズリ山に登ったり、グループ討論したりしました。 

11月、中学校で各グループの成果発表を聞かせていただきました。生徒たちは自分の感想や提案などを発表しました。社会教育係と連携して「夕張カード」を作るという発想は素晴らしかったです。 

夕張高校での活動

高校の公開授業で総合地理の授業と連携し、「気候と料理~四川料理はなぜ辛い?」のテーマで講話と調理実習を行いました。世界地理の勉強と異文化交流として、今回の授業は着任してから三回目です。 

今年の1年生はこれまでと比べて生徒の人数が多くなりました。また担当の先生が、四川の気候と料理の関係について触れている教科書を選んでくれたということもあり、できるだけ教科書の内容に基づいて生徒の学習意欲が高まるような座学になるよう工夫しました。 

まず座学では、PowerPointを活用して、生徒たちが勉強したケッペンの気候区分に関連して、四川の気候と料理の辛さの関係について深く勉強し、地形や文化なども紹介しました。次の時間の3・4時間目に、辛いのが苦手な人と得意な人で7グループに分かれて、四川料理「麻婆豆腐」と「棒棒鶏」を作りました。皆さんは上手にできて、素晴らしかったです! 

生徒と私にとって貴重な体験で、異文化のコミュニケーションに連携させていただいて、嬉しかったです。生徒たちの面白い記憶になり、勉強に役立つなら、幸いです。 

養護学校について 

11月8日と15日、夕張高等養護学校の社会科と連携し「世界の国々について・楽しく中国のことを知ろう」のテーマで講話を行いました。先生方と何度も打ち合わせし、生徒さんたちが興味を持っていることや特性に応じた授業への参加方法について、内容を工夫して準備しました。PowerPointを活用して、簡単な中国語の挨拶のことば、日本と中国の国旗と位置、ジャイアントパンダの生態やパンダについての知識などを生徒たちと一緒に勉強しました。また、養護学校のコンサートと英語授業も参観しました。これまでコロナの関係で、養護学校との連携はあまりなかったのですが、今回は良いご縁となり、楽しい連携をすることができました。これからも養護学校との連携を楽しみしています。 

早来学園へ視察研修 

10月、夕張市教育委員会は小中一貫教育の先進校である安平町の早来学園へ視察研修に行きました。今回は特別支援教育の視点に重点を置き、安平町教育委員会の方々、そして早来学園の校長先生と意見交換を行いました。私も子ども・子育て支援の勉強のため、一緒に参加しました。 

新しく建てた小中一貫の義務教育学校として、ICT活用と空間の多機能化で、地域と交流を深めるための機能を実現しました。校舎は周囲の自然環境と調和し、温かみと落ち着きのある空間が特徴になっています。総工費は約37億円とのことです。早来学園では、小・中学校段階の教員が目指す子ども像を共有することで、9年間を通じた教育課程を編成しています。これは、夕張で小中一貫教育を進めていく上で大いに参考になることだと思います。今回の視察研修は、私にとってとても良い勉強になりました。 

ゆうばりっこひろばの環境整備とSNS投稿 

ゆうばりっ子ひろばの装飾はほぼ月一回、変えています。装飾物は全部手作りで、子どもたちが安心して遊べる雰囲気になるよう工夫しました。9月は十五夜と敬老の日のテーマを装飾しました。10月になると、紅葉の森のコンサートとハロウィーンのテーマを表現して、子どもたちと一緒に飾りました。11月、早めにクリスマスのサンタさんのガーランドと靴下などを作って飾りました。季節の変わりを感じさせて、子どもたちは喜んでくれました。 

また、去年の11月にゆうばりっ子ひろばの奥の壁に「おえかきランド」を開設してから、子どもたちがたくさん作品を飾ってくれました。定期に作品の入れ替えをして、素敵な作品集になりました。ぜひりすたへ寄って、見に来てくださいね。 

ゆうばりっこページのフェイスブックとインスタグラムを管理しています。普段活動の様子を写真やビデオで積極に投稿しています。また子育て支援に関する情報も発信しています。また、SNSを使っていない方に対して、投稿内容を印刷して、ゆうばりっ子ひろばの掲示板に掲載しています。 

そのほかのこども・子育て支援事業 

9月、市外の大学生が卒業論文の作成に伴うインタビュー調査のため、夕張へ視察に来ました。市役所の方と一緒に対応して、夕張の子ども子育て支援内容と財政などの質問に答えました。
また、11月に開催した「おさがりのわ」について、発信と片付けを手伝いました。 

清水沢プロジェクト業務の手伝い 

 「夕張の記憶ミュージアムルーム」の開館に協力しました。毎週月・水・金曜日の午後に担当者が不在の時、ルームの開館とお客様の対応など業務を手伝いました。 

9月、苫前町立苫前中学校3年生のみなさんが修学旅行で夕張に来て、清水沢プロジェクトを見学しました。一緒にバスで南部列車公園へ行ったり、ズリ山に登ったり、コミュニティゲートを参観したりしました。ほか、HTB「イチオシ」の取材に協力しました。 

皆さん、体に気をつけてお過ごしください!

夕張市地域おこし協力隊
子ども・子育て支援担当
夏思雅(カシガ)