清水沢コミュニティゲートAIR公募プログラム助成者決定

11月に公募した清水沢コミュニティゲート アーティスト・イン・レジデンス 公募プログラムについて、サポートを行う助成者を決定しました。

2週間あまりという大変短い応募期間で、しかも名も知られていない北海道の豪雪地帯での真冬のレジデンスという悪条件にも関わらず、国内外7名の方から応募がありました。
ご応募いただいた皆様、また情報をシェアいただいた皆様、ありがとうございました。
審査に携わっていただいた皆様もありがとうございました。

どの方も真摯に地域と向き合ってくれていることが伝わり、非常に難しい審査でした。
本当にいつか、夕張でみなさんにお会いできたらと願っています。

清水沢コミュニティゲートAIR公募プログラムアーティスト

山岸耕輔さん

1995 年石川県生まれ。2022 年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。
現在は秋田を拠点に活動中。身体を水平に移動するパフォーマンスや、3Dペンで作成したオブジェを用いた映像などを制作。人と場所の関係を捉えなおし、新たな風景の描写を試みる。


本プログラムに採択されたことについて、非常に嬉しいです。

炭鉱についての関心の高まりから、Googleストリートビューで清水沢を回ったり、YoutubeやHPで情報を集めることから始めました。しかし、知識が増える一方でなかなか実感と結びつきませんでした。そんなときに、フリマアプリで偶然見つけた「夕張の石炭」を購入し手にすると、質感や重量、皮膚に伝わる温度などから、単なるエネルギー資源ではない石炭の物質性や魅力に触れ、レジデンスに対して良い兆しが見えてきました。

手に持つ石炭から始まった私のレジデンスは、現地を訪れることで拡張していき、様々な出会いと交差します。そこで得た感動を再び手中に納めるべく、行為をもってかたちにしていきます。そうした活動を通して、地域と私たちの繋がりを捉え直し、清水沢の内外に開いていくようなレジデンスを目指します。

清水沢の皆さんとお会いできることをとても楽しみにしています。

山岸耕輔


山岸さんの滞在制作期間は3月上旬〜中旬にかけての予定です。
市民のみなさま、よろしくお願いします!