清水沢コミュニティゲートに「夕張の記憶ミュージアムルーム」をつくりました

このほど、清水沢コミュニティゲート1号室に「夕張の記憶ミュージアムルーム」を開設し、常時開館を再開させます。
清水沢プロジェクトが幹事を務める「夕張の記憶ミュージアム実行委員会」のデジタルミュージアム「みんなでつくる夕張の記憶ミュージアム」にこれまでなかった実際の展示施設を設け、夕張の写真や資料、記憶展示・閲覧を行うミュージアムとします。

開設にあたり夕張高校生をアルバイト雇用し、資料整理や接客対応を通じてまちづくりの仕事に触れる人材育成の場という意味合いも持たせます。

コミュニティゲートでのこども食堂で育った高校生スタッフです

経緯

2016年に開館した交流拠点施設「清水沢コミュニティゲート」は、これまで観光インフォメーションや芸術家の滞在制作活動拠点などの機能を持たせていました。こども食堂や展覧会などを開催したこともあります。

しかし2020年からのコロナ禍、同年に開館した「拠点複合施設りすた」に備わった強い拠点性から、コミュニティゲートは「みんなのよりどころ」としての意味合いがかなり薄まり、2024年に至るまで長い間「不定期開館」状態となっていました。

一方「みんなでつくる夕張の記憶ミュージアム」は2018年に立ち上げ、デジタルミュージアムの運営を中心に細々と活動していました。市内外のみなさんから寄せられた写真や資料は徐々に増えていったのですが、整理が追いつかず、非公開になっているものが山積みになっているのが現実でした。

昨年2023年秋の夕張市民文化祭で、私たちは広報ゆうばりに毎月連載している記憶ミュージアムの写真5年分60枚を一挙に展示したところ、会期終了後も継続展示を打診されるほど好評を得ました。
テーマのある有期の展示はこれまでも何度も行ってきましたが、現実空間で、かつ常設で展示する施設の必要性を感じました。

以上のような経緯が折り重なり、清水沢エコミュージアムのコア施設である清水沢コミュニティゲートに小さなミュージアムを開設し、いつでもゆっくりと地域の宝である夕張の記憶に触れることができる機能を持たせようと考えました。

開館から8年目にしてようやく、1号室は記憶ミュージアムルーム、2号室と3号室は滞在利用、4号室は事務スペースというように、役割が明確化されつつあります。
これまでの当施設の機能に加え、地域の歴史・文化の発信拠点施設として育てていきたいと考えています。

夕張の記憶ミュージアムルーム

住所

夕張市清水沢宮前町39宮コ23 清水沢コミュニティゲート1号室
※施設の構造上やむを得ずメインの展示室は2階となりました。誠に申し訳ありませんが、炭鉱住宅の階段の昇り降りが難しい方はご見学いただくことができません

開館時間

月・水・金・日

5月〜10月(夏期間)13:30〜17:30
11月〜4月(冬期間)不定期開館(ご連絡ください)
臨時休業の場合は清水沢コミュニティゲートフェイスブックページでお知らせします。

内容

お寄せ頂いた写真・資料類の展示、記憶を重ねる地図の展示等
入場無料(カンパや入会大歓迎!!)
物販も行っています。Wi-Fi完備のため、お仕事や休憩に使っていただくことも可能です。

お問い合わせ

一般社団法人清水沢プロジェクト
0123−57−7463