夕張市「夕張まちじゅうこども食堂事業」を受託し、実施します。
「夕張まちじゅうこども食堂事業」は、新型コロナウイルス感染症の影響で増加している子育て負担を軽減し、また、売上が減少している飲食店等を支援するため、0 歳〜18 歳の子どがいる世帯に市内飲食店で使用できる飲食チケットを子ども1名につき2枚ずつ配布し、登録されている飲食店で飲食やテイクアウト、デリバリー等が利用できるようにする夕張市の事業で、一般社団法人清水沢プロジェクトが事業委託を受けて実施します。
清水沢プロジェクトが実行委員会と共催している「夕張こども食堂」は、このコロナ禍で開催の見通しが立ちませんが、このような時だからこそ、子どもたちにとって「家族とあの店に食べに行ったね」という、ふるさとの“食の原風景”を作ることができるのではないかと思います。
この事業の実施要綱や、新規参加店舗、取りやめとなった店舗、おすすめメニューなど参加店舗の最新情報は、夕張市ホームページやFacebookページ「夕張まちじゅうこども食堂」でご覧いただけます。
パンフレットは必ずお店の方に写っていただくようにしました。
お顔を見て、「元気かなあ。食べに行きたいなあ」と思っていただけたら嬉しいです。
結果のご報告
12月から3月20日までの約4ヵ月にわたり実施し、22店舗が参加、最終的なチケットの使用枚数は、976枚(全体の87.9%)でした。世帯数でみても、一部でも使用した世帯が281世帯(全体の87.2%)となりました。
たくさんの方にご利用いただいたことに安堵しましたが、3月分のひと月で全体の4割が利用されたことになり、驚いています。
子育て世帯が対象ということで、「夜間帯の営業」「家族向け、若者向けメニューが豊富な店舗」が選ばれた傾向にありますが、チケットの券種が1,000円だけだったので、単価が低いお店は利用されづらかったのかもしれません。
地域の状況が厳しい中で、私たちがどれだけお店に寄り添えたかは反省するところもありますが、最後にお店の方々や利用者のみなさんから喜びの声が聞こえてきたことは、私たちにとって最大の喜びでした。
夕張の子育て世帯のみなさんにとって、知らないお店を知るきっかけとなり、家族と食事をしたことが子どもたちの記憶に刻まれたら大変嬉しいです。
飲食店のみなさんとのお付き合いは初めてでしたが、その先にある目的を果たすための素晴らしい挑戦をさせていただきました。
みなさんと素敵なご縁ができたことに感謝しています。