清水沢エコミュージアムの10年とこれから
カバー写真撮影/堀直人
2019年10月6日に開催した清水沢コミュニティゲート開設3周年イベントの中で、これまでの10年の活動を報告しました。
当日は晴れの日曜日、わざわざ遠方から来てくださった方や運営してくれたメンバーの皆さん、ありがとうございました。
2009年4月に修士論文の発表会を行った宮前集会所で10年分の報告ができたのは、改めて喜びでした。
当日はこれまでの紆余曲折も含めてお話したのですが、そのスライド部分を公開します。後半部分では清水沢エコミュージアム計画の「次の10年の行動計画」についても発表しています。
行動計画については以下のPDFファイルをご覧ください。
清水沢エコミュージアムは、徐々に収束する地域において地域に残る炭鉱遺産・ 地域の記憶を糧とし、地域内外の人々が相互に尊敬しあう関係を構築することで、現在と未来の住民、それに関わる人々が誇りを持てる地域をつくることを目標にします。
これが、今後10年間の活動の指針です。
私たちはまちづくりに取り組む一民間団体でしかないですが、「私たちはこう行動する」「こういう地域を作りたい」というのを示しておくことはとても重要で、脈絡なくみえる活動を貫く思想を内外に示すことでもあると考えます。
コミュニティゲートには過去3年間の活動写真300枚を展示しました。
ここに来た4000人が一人でも多く登場するようにというのと、その人がいた空間その場所に展示することにこだわりました。
展示が実現したことも含めて、ここにいた人たちに感謝でしかありません。改めて見てみると、食べるシーンがやたらと多いのは、ここがもともと「家」だからかもしれません。使い勝手がいいわけではない施設ですが、「家」だからこそできることにこだわっていきたいと改めて感じました。
夜の部「大反省会」では、誰が何を持ってくるかわからない持ち寄り鍋(別名:明るい闇鍋)を行い、これまでの活動を影に日向に支えてくれている夕張市市民課主幹の佐藤学さんとトークを行いました。
炭鉱遺産や地域の記憶を糧とし、誇りを持てる地域をともに作ること。
この理念への共感を広げ、行動力に変えていきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
一般社団法人清水沢プロジェクト
代表理事 佐藤真奈美